ゼニカルとは、肥満治療薬です。ゼニカルはRosh社が製造している薬で、米国ではすでに認可されています。ゼニカルは食事中に摂取する脂質の吸収を30%抑制する脂質吸収阻害薬で、肥満患者や2型糖尿病の患者さんに有効だそうです。しかし、外国ではすでに使われている薬なのですが、日本では、まだ認可されていない薬です。日本での認可にはまだまだ時間がかかりそうです。ゼニカルは肥満の治療や糖尿病の治療に使われる薬で、ダイエット目的に使用する薬ではありませんが、国内で並行輸入して販売され、美容目的で使用されているようです。心拍や血圧に異常をきたす可能性はないといわれていますが、油分や脂肪分が排便に含まれたり、便意が頻繁におきたり、ガスにより胃や腸の膨満などの症状が現れるそうです。ゼニカルの服用法は1日3回、1回1錠を食事中に飲みます。ゼニカルを飲むことにより、食事で摂った脂肪分を吸収しないのと同時に、脂溶性のビタミン類の吸収も妨害する可能性があるそうです。そのため、ゼニカルを服用するときには、食事のときに積極的にビタミン類をたくさん摂取することが薦められています。ゼニカルを服用できない方もいますので、注意が必要です。ゼニカルを服用できない方とは、特発性脂肪便症や熱帯性スプルー症などの必須栄養分の吸収に障害のある方、オーリスタット(ゼニカルの主成分)やカプセルに含まれているそのほかの成分にアレルギー反応を起こす方、です。他の薬を服用している方やアレルギーを起こしたことのある方、慢性アブソープション症候群の方は、ゼニカルを服用する前に必ず医師に相談してから服用するかどうかを決めてください。また、服用量は医師の診断を受け、自分で勝手に服用量を変えてはいけません。
